できないとわかった時にどうするか?逆境でナニを守るのか?
いとまるです。
本業のエンジニア業で思うことがあり、不動産界隈の人ともこんな話ししたなぁとふと思い出したのでそれについて書いてみる。
それは「『できます』と断言したのに、できないとわかった」ときにどうするか?
最近、スケジュールがヤバい案件にヘルプで参画することになり、はじめましての方を含む数名とzoomミーティングしたときのことだ。
「当初の予定通りにいかずリスケしたので、これからは遅れがないようにしたい」とのことだったので、迷うことがあればすぐ相談して、状況は逐一報告したほうがいいなぁと思いながら聞いていた。
週1で各自の状況報告会があるのだが、3週目あたりで違和感を感じた。
「あれ?この人先週もおんなじようなこと言ってなかったっけ?」
仮にその人をAさんとしよう。
Aさんも僕と同じようにPJごとに契約して参画しているエンジニアだ。
Aさんに振られていた仕事は、初めてやることで作業前に調査から必要な仕事だった。
多少難易度高めで作業工数も多くかかりそう、というのが全員の認識だった。
「コレを使えばできそうという感覚はあるが、調査をしている段階」
という最初の報告は納得感があったが、次の週も似たようなことを報告してて、具体的な状況や相談事は出てこなかった。
さらにその次の週も変わらずで、スケジュール的に待てないと思ったのか、リーダーが
「週明けに一度確認しときたいができそう?」
と尋ね、Aさんは大丈夫だと返した。
でも、週明けにAさんから何の連絡もなかった。
さすがにこれ以上はスケジュール的に厳しいとリーダーから催促のチャットが入り、ようやく成果物が出てきた。
僕が思うのは「週明けに間に合わないかも?」と思った段階で一報を入れるべきだったのではないかということ。
徹夜してでも間に合わせる気があるなら、何が何でも完遂する前提で報告しないのもアリだと思うが、そういう気があったのか知る由もない。
そもそも何週間も抱え込んでやることでないので、時間がかかりそうとか、そもそも自分にできそうにないと思うなら相談すべきだったのではないか?
早めに声をかければ相談された側も対応しようがあるが、できると言われて当日になって「できてないです。」というのが最悪のパターンだ。
それをしないのはプライドどうこうというより、「まぁ、なんとかなるだろう」という怠惰で自分に甘えた感情に負けているからだろう。
僕も自分自身との約束を守れなかったりすることもあるけど、仕事でコレをやられるといくらスキルがいくらあろうが信頼されない。
結局、Aさんはその1件に限らず、色んなことが積もり、契約を切られてしまったようだ。
できると言った手前、できないと訂正するのは勇気のいることだが、全体の利益を優先すべきところで、自分の保身に走ってないか一度俯瞰して考えてみることだ。
逆境になってその人がどういう人か初めてわかる気がする。
ではまた。